夜都岐神社

夜都岐神社

夜都岐神社(やつぎじんじゃ)は、最古の道と呼ばれる『山の辺の道』に鎮座しています。

春日大社とのゆかりがあり、さらには美しい茅葺きの拝殿などなど見所満載な神社です。

ちょっとマイナーですが、奈良が誇る隠れた名所をお楽しみ下さい。

境内のご案内

鳥居

石上神宮から山の辺の道を歩き、2キロほど南下すると鳥居が見えてきます。

まわりには何にもありません(笑)

石の鳥居

石の鳥居

マイナーな神社とは言え、山の辺の道にあるので、参拝者も少なくはありません。

ここから境内に入っていきます。

社務所

社務所

扉が閉っています。

御朱印を集めている人は事前にリサーチを!

美しい茅葺きの拝殿

夜都岐神社

拝殿の到着。

奈良県の神社は檜皮葺がスタンダードなので非常に珍しいです。

最初、古民家かと思いました(笑)

本殿

本殿

春日大社の旧社殿が使われています。

なんでだろうと思ったら、社殿を夜都岐神社に下賜する伝統があったからだそうです。

旧春日大社

主祭神は武甕槌神(たけみかづち)

社殿は明治三十九年のものです

春日の本殿は撮影禁止ですが、ここはOK!ちょっとお得かも?

摂社・末社

鬼子母神

境内には鬼子母神、琴平社、八坂社のほか、火の谷竜王社へ遥拝があります。

継承されていく命

社号

夜都岐神社はもともとは別の場所にあって、そこには水源ゆたかな神池がありました。

ところが、日照りによる水不足の影響から、旧境内を渡し、現在地へ遷座しました。

遷座先の現在地はもともと古墳があったそうで、ちょっとこんもりしています。

狛犬

夜都岐神社は『やつぎ』『やとぎ』のほか、『おとぎ』とも言われています。

石上神宮に近いことから『八剣(やつるぎ)』
乙木が鎮座地であるから『おとき』

という説もあります。

でも、池の水で稲が育ち、命を継ぐことから『弥継(いやつぎ)』かも…

なんて勝手に考えたりします。

まとめ

乙木町

電車も、バスも便数が少なく、しかも遠い。アクセス不便なところにある夜都岐神社。

ですが、美しい茅葺きの拝殿、春日の旧社殿など見所満載な神社です。

有名場所を周り尽くした神社好きのあなた!奈良には隠れた名所がまだまだあります。

アフターコロナは是非、奈良へ♪

写真ギャラリー

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アクセス

奈良県天理市乙木町765
JR桜井線 長柄駅より約2キロ