石上神宮
石上神宮(いそのかみじんぐう)は、奈良県天理市に鎮座する最古の神宮。
主祭神は布都御魂大神(フツミタマ)
飛鳥時代の豪族である物部氏の氏神とされ、勝負運のご利益があります。
天理教
天理市と言えば、天理教。町全体が天理教!独特な景観のオンパレードです。
石上神宮への直通便がないため、宗教施設を通らざるを得ないのですが、信者でなくてもウェルカムな感じ。
勧誘もしてこないので、パスポートなしで、海外旅行をした気分になれます。
境内
天理駅から徒歩30分で石上神宮に着きます。
コミュニティーバスもあったのですが、時間が合わず、今回は断念。
※駅周辺にはレンタサイクルもあります。
境内に入り、驚いたのがニワトリがいっぱいいること!
ニワトリは『古事記』『日本書紀』に登場し、暁に時を告げる鳥として、神聖視され、神様のお使いと言われています。
今から40年程前に奉納されたそうです。
こちらは手水舎。
感染対策用に新設されています。
個人的にはこっちのほうが好きです。
石上神宮と言えば、鮮やかな朱塗りの楼門!
参道が狭く、正面からの写真は超広角レンズを使っても無理でした。
社殿は令和の大改修中。
完成は来年の春頃とのこと。
楼門の正面には、摂社である出雲建雄神社の拝殿があります。
意外とスルーしがちですが国宝です。
こちらが出雲建雄神社の本殿。
天神社(左)と七座社(右)もあります。
奥には主祭神が眠る布留山(フルヤマ)が!
聖域であるために禁足地となっております。ここが最も神気を感じました。
七支刀
石上神宮といえば七支刀(国宝)!
鹿のツノのようですね。
見ることは出来ませんが、神話でおなじみの八岐大蛇を倒した天十握剣もあります。
祟り神
桓武天皇が、天十握剣を強引に石上神宮から引っ越しさせた時に桓武天皇は倒れます。
さらに怪異が次々とおこり、天十握剣の祟りと考え、石上神宮へ使者を送ります。
そこで何故か主祭神ではなくて、配神である布留御魂(フルミタマ)を鎮魂し、天十握剣は石上神宮へ戻されました。
さらに、フツミタマが眠っているはずなのに布留山(フルヤマ)と呼ばれています。
どうしてフルなんでしょうかね?このことは次回詳しく語ります。
怖い?
祟りと聞けば怖いイメージがありますよね?
でも、祟り神を手厚く祭ると、そのパワーが良い意味で還元されるシステムがあります。
特に石上神宮は勝負運のご利益!
ご参拝の際は、自分のことばかりでなくて、神様への鎮魂をすれば道が開けてきます♪
祭神
主祭神
布都御魂大神(フツミタマノオオカミ)
配神
布留御魂大神(フルミタマノオオカミ)
布都斯魂大神(フツシミタマノオオカミ)
宇摩志麻治命(ウマシマジ:物部氏の始祖)
写真ギャラリー
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アクセス
①JR、もしくは近鉄の天理駅から徒歩30分。
②天理駅からレンタサイクル
③コミュニティバス「いちょう号」で石上神宮前から徒歩10分。
④タクシー(10分ほど)約1300円
石上神宮が鎮座する天理の町をぐるぐる巡りましょう~