三嶋大社 究極のご神体と御朱印

三嶋大社

三嶋大社(みしまたいしゃ)は河水が綺麗な静岡県三島市に鎮座する神社です。

社格も名神大社、官幣大社、伊豆國一ノ宮と超ハイレベル!

また、拝殿・幣殿・本殿が国の重要文化財に指定され、文化財としてもスゴイ神社!

今回もそんな素敵な三嶋大社の見どころや、御朱印などを写真と共にお送り致します♪

三嶋大社の見どころ

河の小屋

三嶋大社までのアクセスは、JR三島駅より徒約15分。

境内まで歩いていくと、沢山の小川があり、そこの河水が、まぁ~綺麗なこと!

三島の綺麗な水

いろいろと旅行をしてきましたが、ここまで綺麗な水は初めてです。

この水は富士山で濾過された地下水なので、めちゃくちゃ綺麗なのです!

鳥居

鳥居

15分ほど歩くと、鳥居が見えてきました!

青空と、石造りのコラボが素敵ですね~

小豆島から持ってきた石で三嶋大社の鳥居は作られているそうです。

しかし、よくよく見てみると…

鳥居下部

あれれ?柱に謎のすき間が…?

何か…穴にぴったりとハマッていない。

鳥居上部

上部も微妙に合っていない…

鳥居の柱は、下が太く、上が細いのですが…

どうやら間違えて逆に据付けたようです。

せっかく小豆島の石なのに~(笑)

神池と厳島神社

厳島神社

鳥居の先には神池(しんち)があり、中央の小島には厳島神社が鎮座しています。

厳島神社と言えば、世界遺産の宮島ですね。芸事上達や子孫繁栄のご利益でも有名です。

当社は源氏の北条政子が勧請をしたもので、彼女も熱心に信仰したと云われています。

本家本元は平家が建てたものですが、信仰に平家も源氏もないわけです。

総門と神門

総門

神池の先には、慶応3年(1867)に竣工した三嶋大社の総門があります。

伊豆の名工小沢半兵衛、希道父子一派によるもので、精緻な彫刻が施されています。

神門

その先には、同じく小沢派による神門が!

なお、総門と神門を一般住宅に例えると…

総門 外にある門
神門 家に入る玄関

こういう感じになります。

舞殿と御社殿

舞殿

神門の先には、三嶋大社の舞殿があります。

こちらは令和の大改修で屋根から下の部分がリフォームされました。

新木がいい感じ!

そして、その後ろにあるのが…

拝殿

三嶋大社の御社殿。

高さが16メートルもあり、日本最大級

さらに、拝殿・幣殿・本殿が連続して連なる複合社殿。

離れてシャッターを押さないと、社殿全体が撮れないほど、超巨大です!

本殿

こちらがご本殿。

三嶋大社では…

大山祇命
積羽八重事代主神

この二柱をご祭神としてお祭りしています。

面白いもの

社号

三嶋大社の境内は非常に広くて、たくさんの摂社・末社があります。

でも、それ以上に面白い物が沢山あるので、それをご紹介します。

たたり石

まずは『たたり石

富士大噴火で飛んできた石で、大社前にある大通りの真ん中に落ちてきた溶岩石です。

ただ、大通りのど真ん中に落ちた為、自然と左側通行となり、何だか往来がスムーズに!

そして、この交通がスムーズになることを、糸のもつれを防ぐ道具になぞらえて…

たたり = 糸のもつれを防ぐ道具の名称

たたり石と呼ばれました。

決して、祟りではないですよ~

三島七木

次に、ティラノサウルス(本当はクスノキ)

神池の北西にある巨木です。よく見てみると恐竜っぽくないですか?

三島エリアには、他にも6本の巨木があり、三島の人々にとっては、とても有名なもの。

その為、箱根の関所では、手形がなくても、三島七木が分かれば通過できたそうです。

鹿苑

鹿苑。

もともとは奈良・春日大社の鹿さんたち。

最初は8匹でしたが、今は40匹近くにまで増えています。

境内に売ってるエサを持って行くと、仲良く御辞儀をしてくれますよ。

腰掛け石

腰掛け石(こしかけいし)

源平合戦では源氏の勝利で終わりましたが、最初は平家が源氏をボコボコにしてます。

その際、源頼朝がこの三嶋大社に源氏再興を祈願した時に腰を掛けたのが腰掛け石。

左側が源頼朝で、右側が北条政子が腰掛けたそうです。

楽寿園

最後に、楽寿園。

楽寿園にある小浜池は、富士山で濾過された湧水で満たされ、本当に綺麗!

三嶋大社の小祭はここで行われるそうです。

広瀬神社

さらに、この小浜池に浮かぶ"みや島"には、伊豆國四ノ宮・広瀬神社があります。

広瀬神社は、三嶋大社の事代主命の后である島溝樴姫(しまのみぞくいひめ)

その為、お后の拝所として建てられました。

また、お子さんも楽しめるのりもの広場や、小規模ながらも動物園も併設され…

カピバラさん

カピバラさんもいらっしゃいます♪

うなぎ

放生会

神池では放生会と呼ばれる、川魚を放流し、汚れを祓う儀式がありました。

そして、その中でも格別なのが『うなぎ

うなぎは三島にとって神様の使いなのです。食べるなんて、もってのほかなのです!

ところが、明治維新の際、薩摩・長州の兵がうなぎを捕まえて、食べてちゃいました。

祟り神

あいつら、やっべ~よ…
神さまの使いを食べちゃったよ…
絶対に祟られるよ…

しかし…

いつまで経っても何も起こらない…
むしろ、明治維新は大成功…

そこで、三島の人は気づいたのです。

参った

あれ…?うなぎ喰ってもいいんじゃね?

そこで、三島名物の富士山で濾過されお水で鰻重を作ってみたら…

仁多米

天下一品の鰻重が完成(笑)

これが三島と言えば『うなぎ』となった理由なのです。

三嶋大社の御朱印

御朱印

御朱印の受付は9~17時で、初穂料は300円。受付は、神門手前の左手にある客殿です。

三嶋大社の社名と社紋である『五七の桐』が入ったオリジナル御朱印帳もあります。

こちらは御朱印込みで1500円です。

三嶋大社のご利益

ご利益

三嶋大社は、伊豆國一ノ宮として栄えた為、家門繁栄、商売繁盛のご利益があります。

また、源頼朝が再興祈願した歴史がある為、再チャレンジのご利益もあります。

さらに…

ご神体

運が良い人は、究極のご利益を授けて下さるご神体にも会えちゃいます♪

三嶋大社のまとめ

御社殿

日本で最も高さのある御社殿を持ち、社格も超ハイレベル!

さらに、建築物だけでなく、見どころ満載の面白い境内。

それが…

拝殿

三嶋大社です。

春先には綺麗な桜で彩られ、絶品のうなぎも待っています。

是非、ご参拝を~

↓静岡シリーズ

三嶋大社の写真ギャラリー

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三嶋大社へのアクセス

三嶋大社

静岡県三島市大宮町2丁目1ー5

JR東海道線・三島駅より徒歩約15分
伊豆箱根鉄道・三島田町駅より徒歩約7分