寒川神社 八方除けの最強ご利益!

寒川神社

寒川神社(さむかわじんじゃ)は、神奈川県寒川町に鎮座するご聖域です。

全国でも飛び抜けて八方除けのご利益がある神社で、社格も相模國一ノ宮とハイレベル。

しかも、昇殿者数が全国1位と、名実ともにトップクラスのご聖域です。

今回もそんな素敵な寒川神社の見どころや、御朱印などを写真と共にお送り致します♪

寒川神社の見どころ

寒川神社のアクセスは、相模線・宮山駅より徒歩5分ほど。

鳥居

テクテク歩いていると、鳥居に到着。

満開の桜と共に、ピカピカの鳥居が美しい!

神池にかかる太鼓橋も素敵です。

宮山神社

宮山神社

太鼓橋を渡ろうとすると、ふと横に末社が!まずは、こちらから参拝していきます。

この末社は古くから鎮座する七つの小祠と、他の五つの社を合祀した宮山神社です。

白豆腐をお供えして祈ると母乳に恵まれると言われているので、妊婦さんは必見!

また、家内安全・無病息災・商売繁盛などの妊婦さん以外にも御神徳が沢山あります。

参道

鳥居をくぐると、神聖な雰囲気が感じられる緑豊かな参道が続きます。

夜になると灯籠に明りがともるので、ぐっと神聖さが増すでしょうね。

神池

また、参道の横には、神池もあります。

そして、参道の先にあるのが…

神門

神門

平成5年に竣功された重層の神門。

横幅が9m以上もある非常に大きな神門で、実物を目の前にすると、も~う圧巻です!

さらに、新年は「迎春ねぶた」が掲げられ、感動の度合いがさらに増します。

御社殿

拝殿

神門の先にあるのが、ご祭神が坐すご社殿。

寒川神社は、昇殿祈祷者が日本最多なので、それに対応するように、社殿も超巨大化!

216名が一度に参拝出来るように造られ、東西翼殿をはじめ附属施設もあります。

寒川神社

そして、寒川神社では…

寒川比古命
寒川比女命

この夫婦神を祭神としてお祭りしています。

神馬舎

神馬舎

また、ご社殿の側には、神様の乗り物である馬を納める神馬舎もあります。

この神馬は、お猿さんが神馬を曳いており、彩色木彫の名匠平野富山によるもの。

昭和天皇御在位五十年記念として竣功され、絵馬を掛ける場所も設置されています。

神嶽山神苑

さ・ら・に…

神嶽山神苑の入り口

寒川神社には御祈祷を受けた人だけが入れる特別な庭園があります。

それが、神嶽山神苑!

かつては禁足地でしたが、ご祈祷を受ければ誰でも入れるようになりました。

神嶽山神苑の裏本殿

まずは、神嶽山の裏本殿。

社殿はあくまで人間が造ったもので、神々は今も昔も山に坐すもの。

ここでは裏側からとはなりますが、寒川神を直接参拝することが出来ます。

八氣の泉

神聖な湧き水が流れ出ている八氣の泉。

中央には、旧・三之鳥居の基礎石を使用し、八卦に関わる加工されています。

つまり、この池はそれ自体が八方除であり、八方除の塊なのです!

八方除

また、全国随一のご神徳である『八方除』の資料が展示された方徳資料館もあります。

資料館には、安倍晴明を初め陰陽師にとって必須アイテムである式盤もありました♪

天武天皇が壬申の乱で使ったことでも有名なものです。

御祖神社

ご祖講の祖先たちが祀られている御祖神社もあります。

寒川比古命の正体

境内入り口

寒川神社は寒川比古命(さむかわひこ)と、寒川比女命(さむかわひめ)を祭る神社。

その意味は…

寒い、川の、男神さま。
寒い、川の、女神さま。

【漢字のまんま】ですね?

でも…

疑問

北海道ならいざ知らず、温暖な神奈川県で、どうして寒い川なのでしょう?

寒川 = 『さ・かわ』

神池

縄文時代。それは、狩猟採集の時代であり、採れる分だけしか食料がありませんでした。

当然、コンビニもなく、スーパーもない為、食料の確保が最重要課題でした。

それは、寒川神社が鎮座する相模においても同じこと。

ですが…

稲作

そこに、ある人物が『稲作』を広めます。

最初こそ抵抗があったでしょうが、稲作とは狩猟採集よりも遙かに効率がいいもの。

稲作は次第に広がっていきます。

相模川

稲作において最も重要となるもの。

それは当然、水であり、川です。

さらに、古代において食料をあらわす字は『』です。

つまり、寒川とは…

さの川(食の川)

奈良時代に漢字が輸入されると、さの川には『寒川さのかわ』が当てられました。

ただ、時代と共に、本来の意味が忘れられて『さむかわ』となったのです。

相模國 = 『さ・がみ』

信仰

また、稲作を広めた人物も同じ様に、人々は食料をもたらした人物を神として崇め…

さの神(食の神)

そう呼びました。

そして、これも寒川と同様に『さの神』には『相模さのかみ』という字が当てられます。

そう!

相模とは本来『食の神』という意味であり、食の神が坐す國だから『相模國』なのです。

神嶽山神苑の裏本殿

そして、かつて実在した神が眠る御陵こそが神嶽山であり、寒川神社なのです。

寒川神社の御朱印

寒川神社の御朱印は、右側に社紋と八方除、御神縁深き植物のハマゴウを配しています。

御朱印

初穂料は決まっておらず、お気持ちを納める形となっています。

まぁ、一番困っちゃう形式ですけどね(笑)

さらには、お正月には今年の干支が描かれた『期間限定の御朱印』があるので、是非!

寒川神社のご利益

ご利益

寒川神社のご利益と言えば、やはり八方除

八方除とは、身に降りかかる全ての厄災から身を守ってくれるご神徳のこと。

家相・方位・日柄などすべての禍事・災難を取り除き、福徳円満をもたらしてくれます。

比べちゃなんですが、厄年の場合、お寺より効果がありそうな感じです♪

寒川神社のまとめ

鳥居

相模は食料をもたらした神が坐す国であり、寒川は食料を育む相模川のことです。

現在は八方除けで有名ですが、その根幹には生命を維持する食料があるのです。

事実、無意識ながら人々はそれを感じてる。だから、昇殿祈祷者数が日本最多なのです。

幣

神奈川と言えば横浜。ですが、そんなものは時代と共に移り変わるもの。

いつかはなくなります。

しかし、時代が変わろうとも、無くならず、人々から愛され続けているものがある。

それが…

寒川神社

相模國一ノ宮、寒川神社です。

皆さまも、是非ご参拝下さいませ~

寒川神社の写真ギャラリー

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寒川神社へのアクセス

寒川神社

神奈川県高座郡寒川町宮山3916

JR相模線・宮山駅より徒歩5分ほど。

参拝者専用の無料駐車場あり(約400台分)