宇治神社
宇治神社(うじじんじゃ)は京都府宇治市に鎮座する神社で、うさぎの御朱印や、お守りで有名です。
世界文化遺産である宇治上神社が隣にあり、平等院の鎮守社でもある格式高い神社!
今回は、お茶のいい香り漂う宇治川の聖域をご紹介いたします。
境内のご案内
宇治川にある橘島にかかる朱塗りの朝霞橋。
正面には宇治山に鎮座する宇治神社があり、背後には平等院鳳凰堂があります。
この朝霞橋をテクテクと渡っていくと…
鳥居
朱塗りの鳥居に到着。
令和元年に再建され、ピカピカです。
拝殿(桐原殿)
鳥居&参道を進み、石階段をあがると拝殿が見えます。別名、桐原殿。
桐原殿の桐原とは、当地の地名のことです。
本殿
拝殿の背後にあるのが本殿です。
拝殿と本殿とが完全に分離をしているので、こっちが拝殿かと勘違いしちゃいました…
桧皮葺きの社殿で、鎌倉時代初期の建造物(国の重要文化財)
内部にはご祭神の菟道稚郎子命の木造神像が奉安されています。
摂社・末社
ご本殿を囲うように7つのお社があります。
写真手前は、京都府指定文化財の春日社。
みかえり兎の御朱印&お守り
ご祭神である稚郎子(わきいらつこ)は京都に向かわれる途中、道に迷われました。
日も暮れそうだし、困ったな…。
そう思っていると、突如うさぎが現れます。何だろうと思い、近寄ると逃げていく。
でも、うさぎは振り返り、待っている。
でも、近寄ると、うさぎは逃げていく。
これを繰り返した結果、稚郎子命はうさぎの導きによって目的地に着きました。
あぁ、逃げたんじゃない。みかえりながら、私を正しい道に導いてくれたんだ!
この由来により、当社では『みかえり兎』を正しい道に導く神の使いとしています。
御朱印、お守り、絵馬、手水舎のデザインも『みかえり兎』となっております。
宇治川の由来
ご祭神の稚郎子(わきいらつこ)は、次の天皇に指名されていました。
ですが、稚郎子には兄が2人いました。兄をさしおいて自分が天皇になる訳には…
でも、兄は兄で、稚郎子が天皇になるべき…と、お互いに譲り合います。
そんな譲り合いが3年間も続き、最後の手段として稚郎子は近くの川で入水自殺を図り、兄に皇位を譲りました。
諱(おくりな)は菟の道を進んだことより、菟道稚郎子命(うじのわきいらつこ)
人々は命をかけ皇位を譲ったご祭神の人徳に感動し、この川を菟道川と呼びました。
これが現在の宇治の由来となっております。
※墓陵は京阪宇治線宇治駅の北側。
宇治茶
鎌倉時代、建仁寺の栄西が、中国から茶種を持ち帰り、弟子の明恵が宇治市に伝えたのが宇治茶の始まりです。
宇治はお茶が盛んで、宇治神社や、平等院の参道には宇治茶のいい香りが漂っています。
抹茶ラーメンなんてのもありました(笑)
ご利益
人生は迷いが多いものです。そんな時には、正しい道に導いてくれる出会いが大切!
そんな出会いのご利益があるのが宇治神社!
前に進みたいと思われている方は、是非とも宇治神社にご参拝下さいませ!
写真ギャラリー
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アクセス&駐車場
京都府宇治市宇治山田1
京阪宇治線宇治駅より、徒歩で約5分。
JR奈良線宇治駅より、徒歩で約10分。
駐車場は35台 700円/日(9時~17時)