平安神宮

平安神宮

平安神宮(へいあんじんぐう)は京都市左京区に鎮座する神社です。

朱塗りの社殿が美しく、日本にいながらも、まるで中国にいるかのような不思議な神社

今回も、見どころ、御朱印、アクセス方法、拝観料などを写真と共にお送りします。

見どころ

鳥居

国立博物館や京都市動物園がある神宮通り。

そのど真ん中にあるのが巨大な鳥居。

とにかくデカいです!

應天門

應天門

鳥居の先にあるのが、應天門(おうてんもん)

名の由来は、かつて絶頂を極めた中国洛陽の南にあった應天門から採っています。

扁額は弘法大師によるもの。

一画目を書き忘れて、筆を投げて書き足した『弘法にも筆の誤り』で有名な扁額です。

應天門 内部

應天門の途中で、境内が見えてきます。

平安神宮は、平安遷都1100年を記念として、大内裏が復元されました。

社殿

境内

ど~んと目の前に広がる豪華な神社!

実物の60%のサイズで復元されたのですが、それでもデカいです。

神社というより宮殿ですね。

大極殿

平安神宮

こちらは大極殿(だいごくでん)。

奥に主祭神が鎮座する内拝殿があり、さらに黒き台座があります。

主祭神は50代桓武天皇

平安神宮への遷都を行った天皇です。

額殿

額殿

境内の西に位置し、東側の神楽殿と対面する鮮やかな朱塗りが美しい額殿。

参拝者の休憩や講演等を目的とした建物で、境内景観を形成しています。

白虎楼

白虎楼

社殿の西側にある白虎楼、および西歩廊。

ここから神苑に入れます。拝観料600円。

もちろん、それ以外はすべて無料です。

白虎像

白虎さまもいらっしゃいますよ。

蒼龍楼

蒼龍楼

社殿、東側には蒼龍楼・東歩廊があります。

美しいですね~

青龍像

当然、青龍さまもいらっしゃいます。

ご利益

ご利益

平安神宮は『縁結びのご利益』があります。

また、企業と自分とを結んでくれるご利益もあるので『就職成就』でも人気があります。

御朱印

大極殿

通常の御朱印のほかに、四神相応が描かれた特別な御朱印&御朱印帳もあります。

なお、大極殿と應天門に授与所があるので、お守りや御朱印が欲しい方は是非!

四神相応・四聖獣

御朱印や、御朱印帳に描かれた四神相応。

それって何?と思われた方も多いと思いますので、ちょっと解説してみます。

青龍(せいりゅう)

青龍

東を守り、春を司る、川に住む青き龍。
東の川と言えば、鴨川ですね。

朱雀(すざく)

朱雀

南を守り、夏を司る、炎を纏う赤き鳥。
南で炎と言えば、正午の太陽です。

白虎(びゃっこ)

白虎

西を守り、秋を司る、白き虎。
西で虎が住むと言えば、中国山脈です。

玄武(げんぶ)

玄武

北を守り、冬を司る、蛇と共にいる黒き亀。
北で冬と言えば、貴船山のことです。

この4つの聖なる獣(土地)に囲まれることを四神相応と言います。

京都は鴨川、太陽を映す巨椋池、中国山脈、貴船山があり、四神相応の土地。

その結果、1000年に渡る繁栄を極めました。

これが四神相応の絶大なる効果です。

平安神宮

写真をご覧下さい。

青き屋根は、青龍。
赤き柱梁は、朱雀。
白き壁面は、白虎。

さらに大極殿奥にある黒き台座は玄武。

そう!

平安神宮は四聖獣を具現化した社なのです!

皇帝となった桓武天皇

平安京遷都を行ったのは、50代桓武天皇。

桓武天皇は天皇でありながらも、中国思想にどっぷりはまった人です。

その為、4色のデザインを採用したのです。

さらに、中国のトップといえば皇帝!

封禅

と、言うことで、桓武天皇は日本で初めて『皇帝即位の義(封禅)』を行いました。

ちなみに、

天皇とは、神として生まれ、神として生き、死してなお神である。

皇帝とは、人として生まれ、人として行き、人として死んでいく。

という違いがありますが、桓武天皇は天皇でありながら、皇帝というスゴい人です。

平安神宮のまとめ

應天門

四聖獣のパワーがあり、絢爛豪華な社殿で、異国情緒たっぷりな平安神宮。

男女のご縁だけでなくて、色々なご縁を結ぶご利益もあり、非常にお勧めな神社です。

御朱印もかっこいいので是非!

写真ギャラリー

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アクセス

平安神宮
京都市左京区岡崎西天王町97

市バス5系統、洛バス100号・110号系統。
岡崎公園美術館・平安神宮前より徒歩5分。