知立神社 ご利益たっぷりな池鯉鮒神社

知立神社

知立神社(ちりゅうじんじゃ)は、愛知県の東部にある知立市に鎮座する神社です。

創建は約1000年以上前と歴史がある神社で、社格も三河國二ノ宮!

さらに、東海地方で広く崇敬を集めており、東海道三社の1社であるスゴい神社。

境内には茅葺き社殿や、美しい花しょうぶ。さらに、神社では珍しい多宝塔もあります。

今回もそんな素敵な知立神社を写真と共に、御朱印や、見どころなどをお伝えします♪

知立神社の見どころ

知立駅

知立神社の最寄り駅は、名鉄・名古屋本線の知立駅。そこから徒歩で約10分くらいです。

主要道路を一回曲がる程度なので、迷わずに到着出来ます。

ねこ

途中で、こんなのがありました。

にゃ~

大鳥居

大鳥居

石で出来た立派な大鳥居が見えてきました。

今日は晴天!蒼色が映えますね~

多宝塔

多宝塔

大鳥居からすぐ右手に多宝塔があります。

どの神社にも昔は神宮寺があったのですが、神仏分離令により大半は撤去されています。

この多宝塔は神宮寺の遺構で、令和現在でも神社の境内に残っているのは激レア!!

ありがたや~ありがたや~♪

石橋と神池

石橋

知立神社には石橋があり、石橋の下には神池もあります。

神さま専用なので人間は渡れません(笑)

神池

知立神社は、本来の社名は『池鯉鮒大明神

その名に相応しく、石橋の下にある神池では鯉や鮒が気持ちよく元気に泳いでいます。

鯉の形をした噴水も元気です♪

社殿

知立神社

知立神社の社殿は三河地方では非常に珍しい尾張造りとなっています。

尾張造りとは、名古屋周辺だけの建築物で、縦に長いのが特徴です。

社殿の左側には諏訪大社の御柱みたいな柱があったので、スリスリしてきました♪

ちなみに、ご祭神は…

鸕鷀草葺不合(神武天皇の父親)
玉依比売命 (神武天皇の母親)
彦火火出見 (神武天皇の祖父)
神武天皇  (初代天皇)

この四つ柱をお祭りしています。

知立神社の摂社・末社

知立神社

知立神社にはたくさんの摂社・末社があり、美しい花しょうぶ園もあります。

花しょうぶ園と土御前社

花しょうぶ園

知立神社の境内奥は、美しい花しょうぶ園があります。

ちょっと時期を見頃を逃したのですが…

花しょうぶ

美しい花しょうぶが出迎えてくれました。

ちなみに…

しょうぶ、あやめ、カキツバタ、アイリスの違いが未だに分かりません(笑)

土御前社

花しょうぶ園には、創建のご奉公者である、吉備武彦を祭る土御前社が鎮座しています。

親母神社(うばがみしゃ)

親母神社

ご祭神のお母さまで、安産の神さまである、豊玉比売命をお祭りしています。

豊玉比売命は、童話『浦島太郎』で出てくる乙姫さまと言われています。

そして、乙嫁さまの子孫が神武天皇であり、その末裔が令和の天皇陛下。

…ってことは??

天皇陛下の中には乙姫さまの血が!?

小山天神社と合祀殿

小山天神社と合祀殿

手前が医薬、醸造の神さまである少彦名命をお祭りする小山天神社。

写真奥は天照大神など、皇族に関わる御魂をお祭りする合祀殿です。

どちらも古事記・日本書紀では重要な人物…いや、重要な神さまです。

秋葉社

秋葉社

秋葉社では秋葉大権現(火之夜芸速男命)をお祭りしています。

秋葉大権現と言えば、防火の神さまです。

大火災

明治時代、甚大な被害をもたらした大火災が東京で起きました。

この悲惨な火災を二度と起こさないように、防火区画を設け、秋葉大権現を祭りました。

そう!!

秋葉原とは、秋葉大権現が鎮座する原っぱが地名の由来です。

知立神社 = 池鯉鮒神社の理由

日本武尊

かつて、日本武尊は東国を平定するために、草薙の剣を携えて、関東に出撃しました。

その途中、当地で皇祖神に勝利祈願を行い、そのおかげで無事に関東を平定出来ました。

この勝利に感謝し、皇祖神の鵜草葺不合命を祀ったのが知立神社の始まりです。

ですが…

疑問

本来、この神社は伊一族である伊知理生命(いちりゅうのみこと)を祭る神社です。

ですが、伊の知理が生まれる『伊知理生』が池鯉鮒(ちりゅう)へと変化しました。

じゃあ、なんで池鯉鮒に変化したか?

漁業

それは、この地は土地が低い湿地帯であり、池に鯉や鮒(ふな)が沢山いました。

この鯉や鮒を繁殖させ、漁業で大成功をし、さらに宿場町としても繁栄を極めました。

それ故、池の鯉や鮒という神の恩恵に感謝し『池鯉鮒(ちりゅう)神社』となったのです。

本当の神

歴史の長い神社ではよくある事なのですが、本当の神名は隠されているものです。

知立神社も本来の神は鵜草葺不合ではなく、伊一族の伊知理生命です。

知立神社の御朱印

御朱印

御朱印の初穂料は300円。午前9時~午後16時までとなっています。

正一位知立神社という有り難い印影と共に、墨書きで、社名と参拝日を書いて頂けます。

流行の御朱印と比べるとシンプルですが…

本物のご聖域であるほどに御朱印はシンプルという法則があります。

ご利益

ご利益

知立神社のご利益には、家内安全や、安産。諸願成就など、多くのご利益があります。

また、田畑を耕しているとき、ヘビから身を守ってくれる長虫除けのご利益もあります。

これも池が多い湿地帯ならではのご利益ではないでしょうか。

お水取り

御朱印を頂ける社務所の隣には、こんなのがありました。

コロナ禍で、お水も出ていませんが…

多分、お水取り(ご神水)かな?

知立神社のまとめ

絵馬

天皇陛下のご先祖をお祭りする知立神社。

ですが、本来の神さまは日本を初めて統した伊一族の伊知理生命を祭る神社です。

そのご威光は、東海道のベスト3になるほど健在であり、ご利益もばっちりです♪

花しょうぶ

さらに、美しい花しょうぶが出迎えてくれ、コロナで疲れた心を癒やしてくれます。

東海道旅行の際は、最高のパワースポット、知立神社に是非ご参拝下さいませ~

知立神社の写真ギャラリー

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知立神社へのアクセス

知立神社

〒472-0023
愛知県知立市西町神田

名鉄名古屋本線の知立駅から徒歩で約10分